第26章 少女の過去〜木吉との出会い〜
?「どうしたんだ?」
『ひっ…!?ごっごめんなさい~~!』
後ろから声を掛けられ、驚き逃げてしまった
──────
────
──
『やっちゃった……!』
自分の病室に戻って我に返り、ガクリと項垂れた
『うぅ……私の馬鹿……』
うーっうーっと踞った後、もう一回木吉さんの病室に向かう
病室に着き、ヒョコッと覗く
『木吉さん…って、どの人?』
キョロキョロと辺りを見渡すけど、やっぱり分からない
『あったこと……ないもんね……』
はぁ……と溜め息を付いてキョロキョロ
「あれ?君……さっきの」
再び声を掛けられ、ビクリッと体が震え逃げそうになるのを堪えた