第26章 少女の過去〜木吉との出会い〜
「やぁ……じゃないの!……もー」
揺すっても起きなくなった凛に溜め息を吐く看護師
木吉「俺が連れてきますよ」
見かねた木吉は看護師に言うと、驚いた顔をされた
「でも……」
看護師が困ってる間に、木吉はふわっと凛を横抱きにした
『んぅ……』
体が浮くと少し唸るが起きず、スヤスヤと寝ている
木吉は看護師と一緒に凛の病室に向かう
─────
───
─
病室に着き、木吉は凛をベッドにゆっくりと寝かす
「ありがとう、重くなかった?」
木吉「いえ……重いより…」
軽すぎた……ご飯をしっかり食べているのかと聞きたくなるくらいに