第26章 少女の過去〜木吉との出会い〜
折角月明かりが綺麗だから、寄り道しようと考えた私は広いロビーに行き、ソファーに座る
『……綺麗だな……』
ふと空を見上げると満天の星が浮かんでいた
そんな綺麗な星達は涙でボヤけた
買った水をテーブルに置くと、月明かりが反射してキラキラと光る
折角だから窓を開けると、心地好い風が私の頬と髪を撫でる
『……』
何をするわけでもなく、ただボーッとしていると段々意識が沈んでいく
『!ねっ、寝てません…!』
誰に言ったのか私も分かんないけど、そう呟き、再びボーッとしてると私の意識はブラックアウトした
?「……あれ?」
そこに人が来た事も知らずに