第25章 誠凛バスケ部誕生秘話
伊月「なんだよー……。びっくりさせやがって……」
土田「入院なんて言うから、てっきり……」
木吉「今日一日だけだよ。来週の決勝リーグには治るってさ。大袈裟に騒いで悪かった」
全員安堵の笑みを浮かべた。ただ日向とリコを除いて
木吉の手は固く拳を作り、微かに震えていた
伊月「じゃ、また学校でな」
小金井「じゃーな」
木吉「あぁ」
全員帰って木吉は一人また窓から夕日を見つめる
木吉の座っているベッドへポンッと缶コーヒーが投げられた
日向「たく……見え見えの痩せ我慢しやがって……」
木吉「日向……」
日向は壁に背を預け、座り込む