第24章 誠凛VS秀徳

ピピッと笛が鳴り

「アウトオブバウンズ！オレンジボール！」

降旗「スゲェ火神！」

「あの緑間を連続ブロック！」

小金井「いいぞ、火神！」

けどリコ先輩は疑問に思う

リコ「新技を身に付けるなり、何か変化があると思っていたのに、前と同じスタイル？」

『緑間君は新技なんてないです。多分今日までやって来たのはひたすら体力アップの基礎トレーニング。緑間君と大我は相性が悪いハズです。だけど、その程度で付け焼き刃の武器を身に付けるほど、緑間君はシュートは安くないです』

そう言うとリコ先輩は慌てたように立ち上がった

『先輩も言ったように緑間君のシュートは無限に打ち続けられません。でもそれは大我のジャンプも同じこと、だったら多分仕掛けてくる勝負は一つ、大我が跳べなくなるまで打つことです。例えそれが千でも、万でも、億でも……つまり根比べです』