第24章 誠凛VS秀徳
『出来てないかも』
ふっと自嘲気味の笑みを浮かべる
人は裏切り裏切る
どれだけ頑張っても本心なんか分からない
「うふふ、なら私達が負けたらどうしてほしい?」
姫華が負けたら……
『……どうもしなくていいよ』
「……望みはないの?」
望み…
『まだ無いかな…』
ねぇ、お父さん、お母さん?どうしたらいい?
「うん、どんな回答が出るか楽しみだよ。私…凛の為なら死んであげる!体も心もぜーんぶあげる!」
だから見捨てないで…
そう聞こえた気がした
『…分かった、じゃあね』
凛vs姫華
誠凛vs霧崎第一
たった今2人の少女の命が掛けられた