第24章 誠凛VS秀徳
「何言って…!」
『私は貴女の物にはなりません。その代わり、この世で一番軽くて、重いこの命をあげる』
一瞬ポカンとした姫華は次第に笑い始めた
「皆が殺されるくらいなら自分がって?あっはは!凛、いいよぉ!最高!」
『違うよ、これは私のエゴだよ』
そうただのエゴだ
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「凛、いいか?どんな人でも知り合ったら相手を知りなさい。本心をしっかり見極めなさい」
「裏切るくらいなら、裏切られなさい。裏切られても傷付いても、謝ってきたら信じなさい」
『はい』
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お父さん、お母さん
私は出来ていますか?