第24章 誠凛VS秀徳
「凛を独り占め出来たらって…でもだからといって、殺しちゃったら意味無いでしょう?」
『っ……』
小さく震える体
「ねぇ、なんで私のものにならないの?」
『……私は物じゃないよ!』
ドンッと姫華を押し退ける
『私は物じゃない……っ』
「ふーん、なら誰を殺してほしいの?誠凛?海常?桐皇?陽泉?秀徳?……それとも洛山?」
なんで……
『なんで……』
赤司君達が死……ぬ?
助けてくれた人が……
また信じてくれた人が……
皆……私のせいで…?
『や……めて……』
「なら、もう一回私のものになる?あー…でもそれは勝負でかな……私達が勝てば凛を手に入れられるし」