第6章 黄瀬くん登場
あの後大我と一緒に体育館へ戻り、練習が終わり帰り支度をしてると
黒子「雨月さん…」
黒子君が話し掛けてきた
『黒子……くん…』
黄瀬君の後だから余計に怖い
震える体に、痛い腕
何を言われるのかとぎゅっと目を瞑る
黒子「……僕と一緒に帰りませんか?」
黒子君と……?
何で?
そんな疑問がグルグル回る
黒子「駄目ですか?」
断りたい……。
でもいつまでも逃げれるわけじゃない…
『分かり…ました…』
コクンと頷くと黒子君はちょっとホッとしたように息を吐いた
『大我…今日黒子君と帰るから一緒に帰れない』
大我「はっ!?おっおい…大丈夫かよ!?」
大我の言葉に小さく頷いて笑う
”大丈夫”の意味を込めて