第22章 ストリートバスケは波乱の予感…です…
『……私の…こと、ば?』
聞き直すと頷く紫原君
紫原「ダメ?」
『なんで…?』
嫌ってたのに?
紫原「……ごめん…」
そう言って腕を離された
『……』
紫原「……」
無言の私達を雨が濡らす
『じゃあね……』
紫原「!っ……」
もう一度歩き出して振り返らない
ごめんね、ごめんね
私にはもう何も言えない
紫原「…………またね、凛ちん」
『…………!また、ね』
木々の間を抜けて歩いてると
氷室「あ!」
前から辰兄が歩いてきた
『辰兄!紫原君ならそ……』
そこにいるよ!と言おうとしたけどギュッと抱き締められた