第22章 ストリートバスケは波乱の予感…です…
踵を返すとガシッと腕を捕まれた
『!?』
驚いて振り向くと複雑そうな顔をしてる紫原君
『えっと……何…かな?』
私も眉を八の字にする
紫原「分からない……」
分からない?
紫原「俺……どうしたらいい?」
泣きそうな顔で私に視線を寄越す
『……一番信用できる言葉を選んだらいいよ……赤司君でも…一条さんでも、黄瀬君でも、青峰君でも…好きな人を』
私が何を言っても聞いてもらえないのは知ってるから
紫原「なんで…」
『え?』
紫原「なんで…雨月サンは入ってないの…?」
……え?