第22章 ストリートバスケは波乱の予感…です…
怒るわけでもなくただそこに居る
紫原「ねぇ、雨月サンはなんであんなことしたの?」
『…………』
雨月サンは何も言わずに微笑む
雨は止まずに降り続ける
紫原「なんで?」
ちょっとムッとしながら聞くと雨月サンは困ったように笑う
『……私はやってないから、なんで?って聞かれても困ります』
そう呟き黙る
やってない
困る
紫原「でもさ~…?姫華ちんは雨月サンのせいって言ったよ?」
『なら、私のせいなんですね……雨足酷いですから、帰りましょう?辰兄もきっと待ってますよ』
そう言って踵を返す雨月サン
チクリと胸が何だか痛む
なんで?
紫原 side終