第19章 このー木なんの木、気になる木♪
そのすぐ後ろには降旗君が見えてた
パスを出す?
そうすると大我はピタリと動きを止め少し下がる
ここで普通にパスでも良いけど、それだけじゃダメ
キセキの世代に勝ちたいならね
ヘルプに一瞬足止めされるだけで、すぐに立て直す
勝つためには1on1で仮に抜けなくても、崩すか隙をつくる
大我は前を見ながら考えているようだ
黒子「火神君、凛さん!」
『「!」』
大我は振り向き、私は大我の後ろから覗く
息がキレてるテツヤ君
大我「黒子!」
『テツヤ君』
黒子「ちょっと話し……良いですか?」
月明かりでぼんやりと映し出される影