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バスケと儚き少女

第18章 決勝リーグ


リコ「みんな!鳴成と泉真館試合はまだ2つあるんだからね!落ち込んでる隙なんてないわよ!」

リコ先輩の怒号が響く中、誰も話さない

そして静かに控え室を出ていった

大我「なぁ、これが限界なのかもな。正直もっとやれると思ってた。けどこの様だ。圧倒的な力の前じゃ力を合わせるだけじゃ勝てねーんじゃねーのか?」

『……大我、待ってよ!』

私はテツヤ君がどう出るかに賭けた
いつも教えてばかりじゃダメだと思うけどさ……

『不器用』

大我「あぁ!?」

大我に小さく笑いかけた

残る2試合に大我は欠場
そしてテツヤ君の不調
今までチームを救ったパスは見る影もなかった

78対79で私達は鳴成に負けた

全力を尽くしても挑む者全てが勝者となれるわけではない

そして
98対78で私達は負けた
誠凛高校のインターハイへの挑戦は終わった──
けど全てが終わったわけではない
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