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バスケと儚き少女

第18章 決勝リーグ


大我は驚いたように見てゆっくりとこっちに来る
みんなも私が声を上げたことに驚いていたけど、今は関係なかった

やっぱり……今まで痛めた足を無理に庇いながらプレーしちゃったんだ
そのせいで逆の足に極端な負荷が
この試合もう出すわけにはいかない
それどころか決勝リーグ残り2日も

大我は頭にタオルを乗せて静かにベンチに座った

若松「おいおい……すんげーなアイツ…。人でも殺すんか?」

桜井「えぇ!?」

若松「今まで青峰とやった奴は皆、才能の差に諦めるか、呆然とするか、どっちにしろ意気消沈って感じだったんだけど…。アイツはあんだけやられてなお、つか今まで以上にほとばしってんぞ怒りが…。あんな奴初めて見たわ」

大我は青峰君を睨み続ける

伊月先輩は日向先輩にパスを出す

そこへ構えもままならいまま、桜井君に打たされた

あれは……落ちる!
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