第18章 決勝リーグ
大我「よぉ、アップは済んだのかよ?」
青峰「だから最後まで抗えよ?出来ればな」
《これより第3Qを始めます》
ブザービーターが響き渡り試合開始
「開始早々青峰か」
多分早々どころか間違いなく後半はほとんど青峰君だろうね
キセキの世代エースにしてスーパースコアラー
あぁ、厄介だ
青峰君はボールをバウンドさせ、素早く大我を抜いた
『さすがだね……フェイクをしたわけでもないのにあのキレ』
土田先輩と水戸部先輩がすぐにヘルプにつく
あれは……フェイダウェイ
進化してる
あの早さで急停止して、後ろに跳ぶって…
けど運動において早さとは最高速だけじゃない
0からMAXへの加速力とMAXから0への減速力
アジリティー、すなわち敏捷性
青峰君のそれはキセキの世代の中でもずば抜けてる