第18章 決勝リーグ
「そうだったか、すまないな……そうそう、凛。医者には通ってるか?」
『……はい。月に1度必ず』
「ならいい。具合が悪くなったらすぐに連絡するんだぞ?」
『はい、失礼します』
「……あの歳で病気か……まだやりたいこともあるだろうに、出来ればワシが代わってあげたいのぉ……」
私は雨月家を出て開催されてる体育館に向かう
この時間なら後半くらいには着けるかもしれない
『はぁ……はぁ……』
ドクンッドクンッと暴れる心臓
急げ!急げ!
私は近道になる小道を使って走る
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