第17章 少女の過去
赤司「何があった?言え」
『なにもないです』
震える体に鞭うって座る
すると赤司君は溜め息をついて、手を上げた
殴られる……!
目を瞑ると暖かい感触
赤司「僕の言うことは?」
優しい声音、優しい瞳
『っ………私は…もう…っ!マネージャーじゃない!』
それを口に出した時、全てが壊れる音が聞こえた
『もう…近寄ってこないで下さい。みんなの為に必死にやったけど、今は一条さんがいいんだもんね?』
小馬鹿にする様に言うと、思いっきり頬を叩かれた
赤司「分かった。」
屋上を出ていった赤司君
『ごめん…なさ…っ…』
でもこれで守れるなら、傷も何もかも受け止めよう