第17章 少女の過去
けど、心臓はキチンと動いていてトクン、トクンと規則正しい鼓動が響く
『も……やだ』
死にたい、死ねたら楽になる
そんな事を思いながらも、どこかで
生きたいと感じてる自分
それが一番嫌だった
『助けて……』
呟いた言葉は誰にも聞こえない
そんなときにガチャリとドアが開いた
『ひっ!?』
?「あ?テメーは凛か」
この声は
『はい……ざき…くん?』
灰崎「おう……お前最近部活に顔だしてねーらしいな?それもそうか、キセキの世代に取り入った悪女だもんな」
ハハッと笑う灰崎君
違うんだよ……私なにもしてない
それが言えずに黙り混むと