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バスケと儚き少女
第17章 少女の過去
「私のことは姫華って呼んで?」
『………姫華』
「うふふ……可愛い、その怯える目も小さく震える唇も何もかも愛しい」
『っ……狂ってる』
ポソッと呟くとガンッと頬を殴られた
目の前がチカチカしてクラクラする
「なんて言ったの!?」
『ひっ!?ごめんなさい、ごめんなさい!』
私は必死で謝る
「いい?私の電話にはすぐに出ること!それから……キセキの世代達に嫌われること」
『分かり……ました……』
どこでどう間違えたんだろう……
そしてその日から電話が鳴りっぱなしになった
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