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バスケと儚き少女

第17章 少女の過去


『っ……なんで!どうして!』

校内歩けば泥水を被ったり、ひたすら暴力を受けたり

そんなときにいつも行く場所は屋上だった
一人屋上の隅に踞ってるとガチャリとドアが開いた

「どお?私のモノになる?」

『………一条さん』

「頷かないと……次はキセキの世代でも殺そうかしら?そうそう、最近やたら桃井 さつきがウザくてね?その子からどお?」

『やっやめ……』

ガクガクと震える体
浴びせられる言葉のナイフ
暴力

「私のモノになるなら、キセキの世代は助けて上げる」

にこりと笑った彼女は何と恐ろしくおぞましい

『っ……な…り……ます』

けど皆が助かる道がこれしかないと分かった瞬間だった
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