第17章 少女の過去
荒れ果てた部室
『なに……これ?』
1通の手紙とお金
《皆のタオルや服、売っちゃった!ゴメンね?これは申し訳ないから、お詫びとして少し分けるね?凛》
それだけ書かれていた
私と良く似てる字
青峰「まさかテメーがこんなことするとはな!」
『しっ知らな……っ!』
視界の端で一条さんが小さく笑ったのが見えた
『やってな「……この話は部活の後だ。凛、今日は少し残れ」っ……!』
それからも
「きゃあぁああぁ!」
叫び声が聞こえて走って見に行くと、一条さんがずぶ濡れになっていた
『だいじょ「おい、大丈夫か!?」!』