第17章 少女の過去
『ゲホッゴホッ!あお……み…くん?』
いきなり手を離され地面に落ち、肺に空気が入ってくる
青峰「んで……何でだよ!」
私が青峰君を見ると泣きそうな顔で見てくる
青峰「何で抵抗しねーんだよ!何でされるがままんだよ!?」
『ゲホッ……はぁ……はぁ……っ……青峰君……』
泣きそうな辛そうな顔
そんな顔させたい訳じゃないのに……
うまくいかない
『私が……死んで、楽になるなら……死んでもいいんだよ?』
息を整え微笑みながら言うと驚いた顔で固まった
青峰「っ!」
『上げるよ、命くらいいくらでも……。でもね、信じて……あの日私はやってない』