第12章 日常2
ドクンッと心臓が跳ねる
『え…?…あはは、何もないよ?』
そう何もない
大我「嘘つけ!」
いきなりの大声に体が跳ねる
『……中学の頃……ちょっと…ね?あっもう大丈夫だよ?ちゃんと和解できたから!』
エヘヘッと笑うけど大我は騙されてくれない
大我「そんなに頼りねぇか?」
大我に迷惑を掛けすぎた
それは分かってる
話さないといけない
それも分かってる
だけど……まだ話せない
大我「お『待ってて?必ず話すから』……分かった…絶対だ」
大我の言葉に頷くと家に近付いてきた
『ここだから』
大我「分かった…あっ、これ」
反射的に手を出すとチャリとストラップの付いた鍵を渡された
『これって…「じゃっじゃあな!//」』