第11章 赤司と再会
ピッと開くと
【これから一緒に飯食わねぇか?】
そんな簡潔なメール
ご飯……あまり食べたくないな…
何て送ろう?
『どうしよう…』
ギュッとスマホを握り締める
ウダウダ考えても仕方無いよね…
【うん、良いね!行きたい!】
そんな簡単なメールを送り息を吐き出す
ふと窓に映った私の顔
『酷い顔』
涙の痕が付いてて瞳は充血、瞼は赤く少し腫れてる
クスッと自嘲じみた笑みが溢れる
否、汚く醜いのは元からだ
私の存在事態が醜く穢い
ヴーっとまたスマホが鳴る
【了解!んじゃこの間の公園で待ってる!】