第11章 赤司と再会
ガラッとドアを開けると驚いた様子の征ちゃんと凛ちゃん
玲央「ちょっと凛ちゃん!」
私が声を掛けるとビクッと体を震わせた
赤司「どうした?玲央」
凛ちゃんを庇うような姿にムカムカしてイライラする
玲央「聞かせてもらってたけど、さっきからなんなの?悲劇のヒロイン気取りなわけ!?」
赤司「おい、玲央!」
征ちゃんが止めようとするけど私の口は止まらない
玲央「征ちゃんが謝ってるなら許せばいいじゃない!」
私が言い切ると凛ちゃんは静かに笑っていた
それは穏やかな笑顔で
けど分かった…
『はい、許してますよ』
泣いてるってことが