• テキストサイズ

バスケと儚き少女

第11章 赤司と再会


あんなに優しく笑って支えてくれていた凛が僕たちを見ると逃げ出した

恐怖で──

玲央「どう言うことなの?中学の時は何だかんだで楽しかったんじゃ…」

赤司「楽しかったよ…間違いを犯す前は」

僕が間違えることなんてなかった

"あの日"までは

玲央「間違いって…?」

凛の着けた引っ掻き傷を見る
血は止まり固まっていた
けれど凛の傷は今だ血が流れて傷んでいるんだろう

赤司「………」

僕は無言で凛を背負う

軽い……

『ん……』

小さく声をあげた凛の体は小さく震えていた

玲央「重くないの?征ちゃん」

僕は首を振り話す

「むしろ軽いくらいだ」

赤司 side終
/ 1808ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp