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バスケと儚き少女
第11章 赤司と再会
目を開けるとベッドの上にいた
『私……どうしたんだろう…』
思い出す為に天井を見つめる
『あ………』
そうだ…パニックになったんだ
怖くて怖くて逃げ出したくて…
ポロッと流れ落ちる涙
赤司君を引っ掻いたんだ
『ふぅぅ………!』
何て自分は弱いんだろう
人を傷付けたのに、何で泣いてるんだろう
『っ………くっ…』
上着を捲ってガリッと腕を噛む
強く強く
『っ………』
噛み付いた場所からは血が流れ落ちる
痛みと流れる赤い血に生きてることを実感した
『っ………ごめんなさい……』
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