第10章 日常
見つけたのは……叔母
『何で……』
ガクガクと震える体
逃げろ……!!逃げろ……!!
走れ…!!走れ…!!
脳の命令通り私は叔母から逃げる
私よりも早いスピードで近づいてくる
『嫌……嫌!!』
暗闇で叔母に追い掛けられる
酷く恐ろしい
『来ないで……!!来ないでぇ!!』
私はハッと目を覚ました
さっきのは全部夢
『は……はは……』
安心……その言葉が一番しっくり来た
『良かった……』
頬を伝った汗
夢見が悪い
鞄からタオルを出そうと鞄を持つとスマホが光っていた
メールを告げるライトが光っていた