第38章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
大我「凛」
『なぁに?』
洗い物をしてると、大我が後ろから抱きしめてきた
大我「分かったんだ。お前が儚く感じられた理由」
『…え?』
キュッと蛇口を捻って大我を見る
大我「ずっと儚い印象があったんだ…何処か行っちまうそんな印象が…けど、今日話を聞いて分かった。お前はずっと1人で抱え込んでいたんだな。病気の事も…”キセキの世代”の事も…そんで…家の事も」
『…大丈夫だよ!ダイジョーブ!』
そう簡単に消えないよと微笑む
大我「それお前の呪文だな…何かあっても大丈夫って言うの」
『そうだよ!大丈夫って言うとホントに大丈夫になりそうでしょ?』