第10章 日常
黒子 side
保健室で目を覚ました凛さん
僕達が此処にいる事も自分がいることも分からないようでキョトンとしてました
大我「凛、大丈夫か!!」
黒子「気がつきましたか!?」
僕達が触れようとした瞬間、凛さんの手が払った
ハッとした凛さんは酷く怯えていて
『ごめ……さい!!ごめん……さい!!ごめ……なさい!!ごめんな……さい!!』
ガタガタ震える体をそのままに、僕たちに泣きながら謝る
そして、顔をあげた凛さんは
『いい子にしてるから……!!』
と僕達に向かって言った
……多分僕達ではなく、いない誰かに向かって言った
ガラリと扉の開く音で凛さんはまた、気絶しました
黒子 side終