第38章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
「あら?貴方は赤司家の…征十郎君?」
赤司「そうです」
「こんな汚い小娘なんかほかっておいて、私の娘と話さない?」
後ろから現れたのは叔母さんの娘さん
赤司「いえ、僕は『行ってきて…良いですよ』!」
むしろそっちの方が有難い
赤司君は驚いたように私を見た後、娘さんと行ってしまった
「さぁてと…貴女自殺未遂したそうじゃない」
『はい』
「死ぬならちゃんと死になさいよね!なんで生きてるの!?お陰でお爺様は貴女の事が心配で堪らないみたいじゃない!」
そんな事知ったことじゃないと言いたいけど、ギュッと唇を噛む