第38章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
『…許します…』
それはとても辛そうな声
赤司「いや、無理に許さなくていい!」
が凛は首を振った
『もういない…両親に言われたんです…”人の本心を見抜け””裏切られても謝ってきたら許しなさい”と』
赤司「!」
『ゆっくりですが…傷も癒えてます…だから大丈夫です…』
何度も助けてくれいた凛は泣いていた
僕は新しいケータイを渡した
もう”キセキの世代”と関わらずに済むように
『ねぇ…赤司君…バスケは楽しいですか?』
ケータイを受け取った凛は聞いてきた
赤司「勝つ事が全てだ。この世界は勝者が生き残り敗者が死ぬ。そういう世界だ」
そうやって生きてきた僕はそう言った
赤司 side終