第38章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
赤司 side
何度も助けてくれた凛は、俺達の目の前で自殺をはかった…
赤司「なんで…」
淡く微笑んだ口は”さようなら”と言っていた
黒子「赤司君…」
赤司「なんだ、テツヤ」
テツヤが差し出したの1冊のノート
黒子「僕達…間違えてました…」
ノートを受け取り、捲るとそこには達筆だが、優しく温かみのある文字が書かれていた
”みんなが死ぬくらいなら、私が死ぬ。私の所為でみんなが傷付くのはもう見たくない。最後にみんなが楽しんでバスケをしてくれたらいいな”
凛らしい優しさ
それが逆に辛かった