第38章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
赤司「あぁ…そうだな…」
青い綺麗な目は片方眼帯を付けていた
頭には包帯、足と手にはギブス
赤司「僕は間違えた…正しいと思っていたのに」
『…ねぇ…これ…さつきちゃんに…渡して』
それは手紙と小さいストラップ
『気に入らないなら…捨てていいって…伝えて…』
もう一つ渡されたのは”キセキの世代”の全員の色がついたミサンガ
『ずっとみんな…は…一緒……たのしか…ったよ…』
穏やかに笑う凛
ショックで記憶があやふやになっている
赤司「凛…」
『っ!な…んで…ここに…いるの…!?イヤッ!ごめんなさい!ごめんなさい!』
赤司が何か言いかけるとパニックに陥った