第10章 日常
そこには
──叔母──
の文字
嘘だ嘘だ嘘だ嘘だ……
何で叔母さんが……
ガタガタと震えだした体
ガヤガヤとした声にハッと我に帰る
教室だったのを忘れてた……
『……ハッ…』
息苦しい……
私は何とか立ち上がって鞄を持ち屋上に向かう
廊下を駆けて走ってると後ろから注意する声が聞こえて来た
それでも止まることが出来ず走り抜ける
階段を駆け上がって屋上の扉を開ける
『ハッ……ハッ……』
扉の閉まる音を聞くと足から崩れ落ちる
『……嘘…だ…』
夢と思いたいが息苦しさもメールも本物で現実と訴えている