第38章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
『っ…』
赤司「君も答えが出たらおいで」
そう言うと赤司はカバンを肩に掛け歩いて行ってしまった
『テツ君…』
黒子「凛さん…」
2人はギュッと手を握った
───────
緑間「アレがお前の言う6人目か?」
赤司「聞いていたのか」
赤司と緑間は2人で歩く
緑間「本気であんな奴が化けるとでも思っているのか?」
赤司「さぁ?可能性は感じたがあったばかりの他人だ。友人などではない。アレコレ世話をする義理はない」
それは冷酷な言葉だった
緑間は冷や汗を流し、赤司を見る
赤司「俺は糸を垂らしただけだよ。それを登ってこられるかどうかは彼次第さ」