第38章 少年と少女の過去~帝光中での出来事~
赤司「ただ…」
緑間「なんだ?」
赤司は頬を緩める
赤司「彼女がいたのは計算外だった」
緑間「彼女?」
緑間はハッと思い出す
どこか儚い印象が残る女
赤司「彼女がもし付いてくれば…確実に良くなる」
緑間「何故だ」
赤司「彼女のバスケスタイル、才能、運動神経はどれも評価出来る。探していた本人でもあったしな」
緑間「もし付いてこなかったら…?」
赤司は冷酷に口を開く
赤司「無理矢理でも一軍のマネージャーに入れさせる」
緑間「どうしてそこまで…」
赤司「彼女が気に入ったからだよ」
そんな会話を知らない黒子と凛は手を繋ぎ月明かりを見ていた