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バスケと儚き少女

第36章 洛山高校VS秀徳高校


根武谷「赤司…」

赤司「僕がいつ気を抜いていいと言った?試合はまだ終わっていない。一時大差を付けたことで緊張感が緩んだか?たかだか数ゴール連続で決められた程度で浮き足だったのがいい証拠だ。僅差であればこんな無様な姿を晒す事はなかったはず!ならばいっそ差などなくなってしまった方がマシだ!少し頭を冷やせ」

その言葉を聞き、洛山は静かに目を下に向けた

赤司「だが、もし負けたら好きなだけ僕を避難しろ。敗因は僕の今のゴールだ。全責任をおって速やかに退部する。そして罪を償う証として両の目をくり抜いてお前達に差し出そう」

ゾクリッとした寒気が広がる

葉山「何言ってんだよ、赤司!そこまでする事ねーだろ!」

赤司「負けたらの話だ、勝てば問題ない…心配などしていない…何故なら僕は確信しているお前達がいて負けるはずがない」

その顔は酷く穏やかで笑っていた
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