第36章 洛山高校VS秀徳高校
ヒュっと投げ渡されたボールを高尾は受け取る
大坪「勝ちに行くぞ!」
走っていく先輩達の背中を見ていた
高尾「なぁ、真ちゃん…宮地さんってホント怖かったよな、練習中」
緑間「そうだな」
高尾「大坪さんも真面目で厳しい人だったし、ただでさえキツイ練習に一切手抜き無し」
思い返される日々
高尾「合宿中とか死ぬかと思ったし…何度も吐いてさ…あぁ、でも…木村さんの差し入れのスイカマジで美味かったなぁ」
緑間「そうだな」
高尾「思い返せば返すほど、ホントつくづくあの人達ともっとバスケやっててーな」
緑間「そうだな」
緑間はキュッとバッシュを鳴らして立ち上がった
それを洛山は見つめる
『まだ勝負は分からないよ』
凛の言葉に火神は聞き返す
黒子「何故なら…まだ緑間君達は諦めていません」
緑間「行くぞ、高尾」
高尾「おうよ」
緑間と高尾は歩き出す
緑間「取っておきを見せてやる!」