第33章 アレックス登場
青峰「あれから帰って、飯食って、風呂入って、そんで横んなった。けどいつまで経っても寝れやしねー。体はヘトヘトなのに、目を瞑れば試合のシーンが浮かぶんだ。ずっと忘れていた、あの感じ。胸が締め付けられて、吐き気みたいなムカつきがあって、頭がガンガンする。忘れかけて懐かしんでは見たものの、いざまた、味わってみれば何の事はねー。結局変わらず苦いだけだ。最悪の夜だったぜ」
凛と黒子は視線を下に下げた
青峰「けど、だからこそ今はバスケが早くしたくてしょうがねー」
黒子と凛はまだ楽しかったあの頃を思い浮かべた
黒子「青峰君……」
青峰はあーぁ、と呆れた声を出した
青峰「話してたら何かマジでバスケやりたくなってきたわ」
そう言って来ていたダウンジャケットを脱いだ