• テキストサイズ

バスケと儚き少女

第32章 青峰と少女の買い物


優しさ辛い
俺のした事が無かったかのように笑い掛けてくれる

青峰「なんで…お前は強いんだよ…」

『私は強くないです。弱いから強くなろうとしてます』

綺麗に巻かれた包帯
それは温かみもある

いつもそうだった
コイツは自分の強さに気付いてなくて、誰かの為に頑張って…それが自分の命でも喜んで差し出す

強くて弱い
同じ様で違うもの

青峰「……」

『青峰君…?』

俺が無言で見つめると、凛も静かに見つめ返してきた

瞳を見て分かったのは、こいつには敵わねぇってことだけ

真っ直ぐに見つめ返す瞳は、恐怖や戸惑いがありながらも、全てを受け入れようとしていた

青峰 side終
/ 1808ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp