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バスケと儚き少女
第32章 青峰と少女の買い物
『っ!血が!』
慌てた様に手に触れてきた
青峰「…なんで…お前はそんなに…」
優しいが儚く消えそうなコイツ
どうしても目を離せなくなる
ガーゼと包帯で救急処置をしてくれた凛
青峰「……」
『出来ました…よ?』
俺はゆっくりと凛の頭を撫でる
懐かしい髪の感触
青峰「悪かった…」
ポロっと流れ落ちる涙
泣きてぇのは俺じゃねーだろ?
なのに止まる気配はない
『……大丈夫ですよ。大丈夫、大丈夫…ね?』
いつも詰まったりすると凛は”大丈夫”と言ってくれいた
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