• テキストサイズ

月刊少女野崎君の短編集!

第12章 耳と尻尾【瀬尾遼介編】


楽しく接客をしていると、
4番テーブルのベルがなり、
そこへ向かった。
そこには、
いかにもチャラチャラしている男性の方々がいた。


男「やっぱ可愛いね~オネーサン!」

そう言われた時、
ゾクッと悪寒がした。


夏希「ご注文は…。」

早くここを離れたくて、少し急かすが、男の絡みは止まらなかった。


男「注文~?オネーサンかな!」
と言ってゲラゲラと笑う男に、余計怖くなった私は、
その場から立ち去ろうとするが、
男は私の腕を掴んだ。


男「オネーサンいくつ?
連絡先教えてよ~」

夏希「あの、他のお客様のご迷惑になるので、そういうのはちょっと…。」

他のお客様も、少し迷惑そうにしているので、注意をするが、男はずっと絡んできた。


夏希「(うぅ、やだよぉ…。)」

心の中でメソメソしていると、
愛しい人の声が聞こえた。


遼介「おーい夏希!このケーキ運んでくれー!」


夏希「遼…介!」
私は、男に失礼しますとだけ言って、
遼介の元へ行った。

男「え、おい、ちょっと…」
私を引き留めようと腕を伸そうとしたようだが、それは先輩によって阻止された。


先輩2「どうかなさいましたか?お客様。何か有りましたら、この私が聞きますが。」


男「えっと…。」


晶「…先輩キレてる?」


美紅「だろうね~ま、今は夏希と遼介君の分まで仕事しよっか!」
/ 110ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp