第10章 耳と尻尾【野崎梅太郎編】
野崎君と向かい合わせになった後、
私は愛の告白する。
夏希「…よし、いくよ」
野崎「あぁ、いいぞ」
夏希「……えと、野崎君。いつもありがとね、大好きだよ……梅太郎。」
と言って、チュと頬っぺたにキスをした。
野崎「………」
野崎君の顔は仏頂面で、嬉しくなかったかなぁ、と心配になるけど、そんなこと無かった。
野崎君の尻尾がバサバサと揺れていた。しかも、耳がピクピク動いていた。
夏希「…どうかな?」
野崎「………ありがとう。俺も大好き」
そして野崎君は、
私に抱きついた。
夏希「え、ちょ、野崎君!?」
私は、驚いて思考が止まる。
野崎「…あ、どうしよう。」
夏希「ど、どうした?」
野崎「なんかムラムラす夏希「止めて!止めて野崎君!?」
私は野崎君の言葉を遮った。
夏希「この話はR18ダメなの!!ほんのりのイチャイチャがいいの!!」
野崎「……うん」
私が叱ると、
野崎君の尻尾が項垂れた。
夏希「(分かりやすいなぁ。)」
私は、元気付けに野崎君の唇にキスをした。