第6章 酔った先輩【堀政行】
晶「…だって、ココ、すごいことになってますもん。」
と言って、晶さんは首を指した。
その首を見た美紅が驚いていた。
美紅「ほんとだ!愛されすぎだわ!」
美紅が用意してくれた鏡で見ると、
ほんとにすごいことになっていた。
夏希「す、凄い…」
それもそのはず、
私の首には、
真っ赤なキスマークがたくさん付いていたから。
隠せないほどに。
晶「だから、幸せなんですね、あなたの彼氏さんも、夏希さんも。」
夏希「堀先輩…」
美紅「んぁ?恋しくなったか?彼氏さんが!」
夏希「なっ…!」
図星だった。
虚を突かれ、私は反論が出来なかった。
晶「ふふ、いいカップルですね。」
晶さんは、ニコリと笑った。
その表情がなんとも愛らしかった。
晶「あ、良かったら何ですけど、連絡先交換しません?相談聞きますし。」
夏希「え、いいんですか…!?」
私は、男友達があまり居ないため、
男性にあまり慣れていないのだ。
夏希「美紅は大丈夫なの?」
美紅「えぇ!全然かまわないわ!夏希、どんどん相談しちゃっていいわよ!」
晶「よし、夏希さん登録しましたんで、
よろしくお願いします!」
夏希「あ、はい、こちらこそ!」
と数秒笑い合っていた…。
グイッ
夏希「きゃっ、な、なに!?」