第6章 酔った先輩【堀政行】
外へ出ると、
冬らしい寒さが私の体を冷ましていく。
コンビニでお菓子を買って、
まだ冷めきらない体をどうしようか考えていると、
向こうから美紅とその彼氏の晶がいた。
夏希「…!美紅…!?」
美紅「え!?夏希じゃない!
なんでここに!」
夏希「へへ、まぁ、ねぇ。
そっちこそ、なんでここに?」
美紅「!?あ、えと、デー…トだったの。」
はは、と照れ笑いをする美紅がなんだかおかしくって、笑ってしまった。
美紅「てゆか!夏希なんでここに?」
夏希「…えと」
私はこれ以上言い訳が出来なかったので、
これまでの事を全て話した。
夏希「…と言うことで。」
美紅「なぁ、んだとぉぉ!?
もったいなぃわよ!そのままセ…(ry
いや、何でもないわ。」
夏希「……あぁ、どうしよ。」
ため息をすると、
晶さんが口を開いた。
晶「でも、夏希さんは愛されてるんですね。」
夏希「えっ…!?」
私が驚くと、晶さんは優しく微笑んだ。