第3章 爽やかだけど…【若松博隆】
若松「なんで…?」
夏希「えっ?な、何が…?」
何が言いたいんだろ…?
若松「だって、夏希さっき他の男子と話してたじゃんか…。」
夏希「え、ただテーピングしてただけだよ…?」
若松「…楽しそうにしてたよ…?」
と若松君は頬を膨らませた。
なんと可愛い。
夏希「もしかして、ヤキモチ妬いちゃった?」
私がそう言うと、
若松君は今度は私の唇にキスをした。
若松「そうだよ、…嫉妬したよ。」
と言って今度は私の唇を噛む様にキスをした。
たまに舐めたり、また噛んだり…を繰り返した。
夏希「わ…若松君んんっ……ぅん…」
若松「俺の前で、他の男子と話しちゃダメ……!」
夏希「ん、わかっ…た…んぁんっ…」
若松「もし、次そうなったら、
………お仕置きだからね。」
夏希「ん…。」
若松君は、独占欲が強い。
とにかく強い。
でも、それくらい私を好きでいてくれているのだ。
それが嬉しい。
だが、若松君と交わした約束は、若松君とのデートの日に破られた。