第17章 ずっと一緒にいようね【野崎真由】
始業式が終わると、クラスが発表された。
夏希「あっ、真由と同じだ!」
隣にいた真由の袖を引っ張って主張する。
真由「……これでよく寝れる。」
夏希「寝ないで!ダメだから!」
そういう話をしていると、すぐに移動が始まり、私達のクラスに移動した。
美紅「あれ?夏希も一緒だ!」
夏希「あ、美紅!それに晶!」
なんと、美紅と晶まで一緒だ。
このクラスは楽しそうだなっ!
真由「夏希、席、隣。」
真由に袖を引っ張られて気付く。
夏希「えっ、あ、ホントだ!」
真由は私を引っ張って席に座らせた。
真由「夏希、一緒に帰ろ。」
夏希「うん!」
真由が甘えてくるのがすごく嬉しくてキュンキュンする。
私は、やっぱり真由が大好きなんだなぁ…。
一人頷くと、帰宅のチャイムが鳴った。
夏希「もう帰んなきゃ行けないのか!」
回りの人は皆もう帰っていた。
夏希「よし、じゃ真由帰ろっかー…」
くるりと振り返ると、そこには机に突っ伏した真由がいた。
真由「zzzz…」
夏希「ね、寝てる…!」
私は、この短時間で寝た真由に感心した。
…………真由の顔、綺麗でカッコいいなぁ…。
ぽっと見とれてしまった。
そのまま吸い寄せられるように、私の唇は真由の頬へー…。
夏希「…真由、好きだよ。今もね…」
そっと囁いて真由の頬にキスをした。
……今の、バレてないかな?
少し心配になったが、真由は幸せそうに寝てるので、少しだけ微笑んで真由の隣の席に座った。