第17章 ずっと一緒にいようね【野崎真由】
真由「……大丈夫?」
おそるおそる目を開けると、
私は転んでいなかった。
真由に、お姫様抱っこをしてもらっていた。
夏希「ありがと…!」
私は恥ずかしくなって俯く。
真由は平然とした顔でやってくれている。
ーーーー私はそんなに魅力が無いのか?
夏希「ーー起きた?真由」
真由「うん。ばっちり。」
そう言った後、私達は顔を見合わせて笑った。
すると、真由が急に脱ぎだした。
夏希「真由!?」
真由「え、制服に着替える…。」
夏希「それなら先に言え!」
私は、バターン!と音を立ててドアを閉めた。
私は、女として見られてないのかな…
そう考えると、少しだけ泣きそうになった。
真由「…着替えた。」
夏希「あ、着替えた?じゃ行こっか!」